*今週、ハノイで、グエン・シン・フン国会議長の主催の下、国会常務委員会の第30回会議が始まりました。今回の会議の主な内容は法律作成問題です。開会式でフン議長は今回の会議で、第8回会議で採択される予定の投資法改正案や企業法改正案、社会保険法改正案、住宅法改正案、国会組織法改正案などの8件を含む13件の法案を集中的に討議すると明らかにしました。この会議は15日まで行われました。
*今週、ハノイで、グェン・タン・ズン首相は多国間外交政策に関する会議に出席しました。会議で発言にたったズン首相は、世界の政治、経済、社会発展 事業および、国の建設防衛事業における全方位対外政策の重要な役割を再確認し、その中で、「国際社会に参入しているベトナムは地域と世界の安全保障に関す る多国間フォーラムに積極的に参加してきた」と強調しました。ズン首相は次のように語りました。
(テープ)
「国の防衛事業、特に、海上での情勢が複雑に推移している背景の中で、国連や、ASEAN、非同盟運動など多国間フォーラムや、国際組織の役割を重視する必要があります。これは、ベトナムの正当な利益の確保と、問題解決に大きく寄与するものです」
*今週、、ハノイで、「協力と発展」をテーマとしたベトナム赤十字協会のパートナー会議が行われました。会議で、チュオン・タン・サン国家主席は「ベトナム共産党と政府は常にベトナム赤十字協会が自らの任務を立派に果たすため有利な条件を作り出す」と強調した他、今回の会議では困難に直面している人々を支援するプロジェクトの効果向上を目指す措置を集中的に討議するよう提案しました。今回の会議で、赤十字国際委員会、国際赤十字赤新月社連盟、および、9の国々と地域の赤十字社が2330億ドン相当の人道プロジェクトの実施を支援することを公約しました。
*今週、ハノイで、ファム・ビン・ミン副首相兼外相はEU=欧州連合のアシュトン外務・安全保障政策上級代表と会談し、対外と安全保障政策などについて討議しました。席上、ミン氏はEUが2014~2020年期にベトナムに4億ユーロの無償援助を行うことに感謝の意を表明した上で、EUに対し、ベトナム・EU自由貿易協定に関する交渉を促進するよう求めました。これに対し、アシュトン氏は「EU・ベトナム関係は多くの分野で良好に発展しており、今後もEUはベトナムを支援していく」と再度確認しました。アシュトン氏は次のように語りました。
(テープ)
「EU・ベトナムFTAは各企業とベトナムの輸出活動に有利な条件を作り出します。これまで、FTA交渉は順調に行われてきました。交渉プロセスは計画通りに完了すると確信しています」
*リビアに派遣されたベトナムの最後の労働者は紛争地から避難しました。今週ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、レ・ハイ・ビン報道官はこのように明らかにしました。13日現在、労働者907人は帰国し、294人はリビアの近隣諸国に避難しています。他方、中国が先頃、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海のほぼ全域を盛り込む9段線に関する書籍を出版したことについて、ビン報道官は「ベトナムはホアンサとチュオサン両群島に対し争う余地のない主権を持っている。両群島の主権に対するいかなる主張と行動も価値がない」と再強調しました。